クラウドPBXとは?電話回線との違い・仕組み・法令上の注意点を解説
クラウドPBXとは?電話回線との違い・仕組み・法令上の注意点を解説
会社の電話をクラウド化する「クラウドPBX」。オフィスに主装置を置かず、IP電話機やスマートフォンを利用できる便利な仕組みです。しかし、電話番号まで提供するサービスもあれば、PBX機能のみを提供するサービスもあります。何が違うのでしょうか。
今回は、電話回線とPBXの役割を分けて整理し、法令上の注意点やサービスの選び方を紹介します。
1. クラウドPBXとは?
PBX(構内交換機)は、内線同士の通話や、着信の振り分け、保留、転送などを行う装置です。従来型ビジネスホンではオフィス内に主装置を設置しますが、クラウドPBXは交換機能をクラウド上に置き、インターネットやVPNを通じて端末を収容します。

本来、PBX機能と外線電話回線は別のものです。一方、現在は電話番号の契約や外線通話を含めて「クラウドPBX」と呼ぶ例もあります。本記事では、前者を狭義、後者を広義のクラウドPBXとして説明します。
2. クラウド電話サービスの種類
サービスは機能に着目すると、電話回線単独型、スマートフォン利用型、PBX機能型、統合型に整理できます。これは理解のための便宜的な分類であり、法令上の正式な区分ではありません。

PBX機能だけのサービスでは、別途契約したひかり電話などをVoIPゲートウェイ(VoIP-GW)で接続したり、対応するクラウド型電話回線サービスを組み合わせたりして外線を利用します。電話回線とPBXは、必ずしも一体で契約する必要はありません。
3. 電話番号と法令上の注意点
クラウドPBXのすべてが、制度上の「電話転送役務」に一律に該当するわけではありません。内線交換だけを提供する場合と、固定電話番号を用いて外部への発着信を中継する場合では、提供形態に応じた検討が必要です。

03・06などの固定電話番号(0AB-J番号)では、番号の使用条件、利用場所や契約者の確認などが問題になる場合があります。また、緊急通報、発信者番号通知、既存番号の継続利用についてもサービスごとに条件が異なります。
制度の詳細は、総務省の公式サイトで最新の電気通信番号制度や電話転送役務の資料をご確認ください。
4. 代表的なサービスと「じむクラ」「じむでん」
代表的なサービスには、NTT東日本の「ひかりクラウドPBX」のように外線接続を別途組み合わせる方式や、電話回線とPBX機能をまとめて提供する方式などがあります。サービス名だけで機能の優劣を判断せず、必要な機能と接続方式を確認することが重要です。
当社クロス・ウインズ・ネットワークス株式会社が代理店として取り扱う「じむクラ」は、内線交換などを行うクラウドPBXサービスです。一方、「じむでん」は電話番号と外線通話のためのクラウド型電話回線サービスで、単独契約も可能です。両者を組み合わせる構成も選べます。

※組み合わせの可否や対応機能は、個別のサービス提供条件・契約条件に従います。
5. 自社に合ったサービスの選び方
まずは、電話番号の取得、スマホ利用、内線化、複数拠点対応など、実現したいことを整理しましょう。

電話番号だけが必要なら電話回線サービス、複数端末の内線交換や着信制御が必要ならクラウドPBXが候補になります。既存番号の利用可否や緊急通報の条件も、契約前に確認しましょう。
まとめ
クラウドPBXは本来、クラウド上の電話交換機能を指しますが、電話回線まで含めて呼ばれることもあります。PBX機能・外線電話回線・番号の利用条件を分けて比較することが、適切なサービス選びの第一歩です。
当社では「じむクラ」「じむでん」をご案内しています。電話環境の見直しについては、クロス・ウインズ・ネットワークス株式会社までお気軽にご相談ください。
※本記事は一般的な技術・制度解説です。法令の適用やサービス条件は提供形態と最新制度により異なります。ご利用・ご契約にあたっては、最新の制度とサービス仕様をご確認ください。
